会社の方に3Dプリンタが導入されたので,仕事用のパーツをメカ屋に出力して
もらいました.
金属パーツの段差を埋めるために作ってもらったのですが,そのままでは
露骨かつ,手触りも良くないので自宅に持ち帰り,塗装してみました.
安物の3Dプリンタなので,積層痕がぼちぼち見えます.
このまま上からヤスリ掛けをしてみたのですが,かなりの硬さでペーパーでは
文字通り歯が立ちません.金属ヤスリを使えばそれなりに削れるのですが,
表面を均す目的では使えません.
しょうがないので,サフで埋めることにしました.
使ったものはいつも通り,ガイアノーツのサーフェイサーエヴォBLACKです.
結構厚めに噴いて,表面を均しました.
パーツ表面に隙間があるせいか,最初の数回は中に浸透し,いつものように
表面にしっとりサフが塗られた面にはなりませんでした.
何度か厚めに噴きつける必要がありました.
600番から1200番まで均してみました.
ボチボチ表面がこなれてきましたが,それでも少し積層痕が見えています.
時間もかかるので,ここから表面を一旦黒で塗り,面を整えます.
その後,ガイアノーツのメタリックブルーを噴きつけました.
この色,非常に発色がよく,カッコイイ色です.その後はEXクリアを厚めに
噴きつけて終了です.
クリアは面倒だったので研いでいません.
人が触る部分なので,クリア面を薄くしたくもありませんでしたし.
感想ですが,3Dプリンタって案外表面処理が面倒なんですね.
FORM2のように光レジン出力であればもう少し楽なのかもしれませんが,積層痕の
処理を考えると万能の出力機械っていうわけではなさそうです.
何はともあれ,良い経験になりました.