GW中に終わらないかなという淡い期待を胸に秘め,IMSで昨年発売された
KOG(the Kight of Gold)を作ることにします.実はMHを作るの初めてだったりします.
FSS自体,リアル厨房から大学生の頃までは結構真面目に読んでいました.
NewTypeも買ってましたし,キャラクターズやJoker3100やらクロニクルやら泣けなしの
小遣いを使って買い込んでいました.とはいえ,当時のFSSのガレキは中高生には
高すぎて手が出ませんでしたし,塗装する自信もありませんでした.
MHのガレキは大人になったら作ってみたいと厨房が夢見るアイテムでした.
そんな中,FSSは連載が滞りはじめ,自分も就職を期にFSSからは遠ざかってしまいました.
ちなみにキャラクターズその他は全てヤフオクで売っぱらってしまいました.
今回何か資料はないかと探してみましたが,手元にあったのは,実家に置き去りに
なっていた10周年のエピソードガイドだけでした.97年発売かな,これ.
プラモに復帰してぼちぼちガレキにも慣れてきたし,そろそろMHにも手を出したいなと
思い初めていた昨年,IMSのKOG発売のニュースをwebで見て,じゃあ!という流れで
このキットを購入.30年前とは違い,今はエアブラシもいい塗料もたくさんあります.
小僧の夢はいまや現実になるはずです.
箱も説明書も金が掛かった良いキットです.さすがVOLKSさんわかっていらっしゃる.
とりあえず説明書どおり組んでいくことにします.
まずは頭になります.たいしてパーツ数もないのでさっさと組み上がるわけですが,
妙にパーツがポロポロ落ちます.んー?と思い説明書を読み直すと,接着する箇所が
非常に多いことに気付きました.そうか,これスナップフィットじゃないんだ・・・.
バンダイに慣れすぎですね.
後頭部も隙間が出来ています.
さっさと接着したいところですが,塗装手順も考えてどこをどう接着すべきか組みしながら
考えていきます.とりあえずここは接着しても良いところのようです.
MrセメントSPを流し込み,接着しました.少し軟質ぽいプラなので,継ぎ目が消えたのか
判断がつきません.サフかEXブラックを吹いてあとで確認することにします.
上述の通り,このキットは接着前提でパーツが設計されています.
更にいうと,バンダイキットのような神サイズのダボでもなく,ところどころ修正の
必要なキットでもあります.昭和とは言いませんが,少しずつ手のかかるキットです.
例えば,上半身横のダクト付の飾りはこのような感じで,中央上のダボにバリがあります.
また,接着面に掛かるピンのでっぱりも少しだけ接着面に干渉します.
このように一個一個丁寧にダボの干渉具合を見ながら仮組みを進めていきます.
上半身が組み上がりました.ほとんど未接着なのでどこもかしこポロポロパーツが落ちます.
このままでは仮組みが面倒なので,少しずつダボを瞬間接着剤で太らせようかと思っています.
ダクトパーツは一応継ぎ目を消しました.400番で磨いただけなので,継ぎ目が消えたことを
確認してから1000番まで磨き直す予定です.
腕の渋みはこのようにねじで調整できる仕組みになっています.説明書にもありますが,
軽く締める程度で大丈夫です.
前垂れも組みました.このキット,ヒケらしいヒケもないのですが,ペーパーをあてると
若干ヒケている箇所もあります.丁寧に直していきます.お尻のパーツは継ぎ目ができるので
こちらも接着しておきました.
ヒケの件ですが,このキットは面がうねっているせいかヒケか造形がわかりづらい箇所が
多々有ります.平面らしき箇所はできるだけエッジを出していきます.すごい面構成だよなあ.
下半身も組みました.継ぎ目がありますが,フレームは最終的に見えないのでこのままに
しておきたいところです.とはいえ気になるなあ.
股関節も下からネジで渋みを変えることができます.股関節自体にOリングも入っていますので
普通のキットよりは経年でのへたりが少ないんじゃないかな.
お尻の板ですが,逆エッジの部分がヒケている雰囲気です.でも造形な気もします.
軽く均してごまかしてしまうかなあ.こんなのが一番悩まされます.
ポロポロパーツが落ちることを除けば今のところは組みやすいキットだと思います.
ただ,ランナーが太いのでアルティメットニッパーの使用を勧めておきます.
今,悩んでいるのがスジボリ.それなりに深いので放置でも良さそうですが,
タガネを軽く入れるべきかな〜.頭頂部なんて絶対ミスしそうなんだけど.