このキット,インコムやヘッドセンサ周りが中空になっており,見た目ほど
重くならないように重量対策がなされているのですが,それでもカブトを含めると
頭の重量はボチボチあります.
それを支える首の方は,いわゆるモノコックと言いますか,外骨格構造となっているため
少し頼りない雰囲気です.実際,1mm軸を要所要所に打った程度では,力を加えると
はじけ飛びそうです.対策として,内部に5mmプラ角材を仕込むこととしました.
5mmと3mmを買いましたが,結局5mmしか使いませんでした.
適度に切りそろえて内部に埋めていきます.
面倒なので,モノコックに接着しています.これでは内骨格ではありませんw
とはいえ,ガッチガチに固めたので,首の安定感は抜群となりました.
トラスではないので,横からの力には強くありませんが,カブトの重量を支えるには
十分でしょう.
首を固めてブロック化したので,パーツを組み合わせてアタリを取ってみました.
予想どおり,色々なところが干渉します.パーツの歪みやヤスリがけ不足,または
削り過ぎ等の要因によるものです.
ガレキではよくあることなので,頻繁に仮組みしながら調整していきます.
この写真では,中央のパイプが繋がっている基部が首の蓋に干渉していました.
見えない箇所なので,基部の角を丸く落としました.
今回のガレキはパーツが大きい上,LEDを仕込む都合上,接着よりも磁石による
固定の方が後々便利だ考え,様々な箇所にネオジム磁石を埋め込みました.
インコムは5mmのネオジムを埋め込みました.
インコムの受けとして,頭の裏に入れる蓋に6mmを入れています.
同時にそのネオジムは顔の固定にも使っています.3つのネオジムが上から,インコム,
蓋,顔上部で繋がった形です.
蓋の後部もネオジムを入れて,蓋自体は前後2箇所で固定しています.
後頭部のジャバラ部は上に3mmネオジムを埋め込んで固定しています.
側頭部も穴の中に6mm,穴に対するダボに3mmのネオジムを埋め込みました.
これで大物はだいたい固定できたと思います.残件は頭の鶏冠くらいかな.
クリアパーツの雰囲気を見たかったので,額のセンサを軽く2000番まで磨いてみました.
まだまだ曇っています.
右目が2000番まで磨いたもの,左目が磨いていないものです.
この程度では左目の方が綺麗ですね.
色々とネオジムで固定したので,仮組みが楽になりましたし,部品がはじけ飛ぶことも
なくなりました.安定感がにじみ出ている感じです.
頭でモノの大きさは理解してても比較になるネオジム磁石がパーツに入ると写真でもその大きさがより実感できますね、仮組みでも細かいディテールに圧倒されます!これは長い道のりになりそうですが完成目指して頑張ってください!
普段より大きいので,塗装の方法もちょっと変えてみようかと考えています.
楽しみにしていてください.