仮組した足をバラし,少しずつ手を加えていきます.
まずはふくらはぎスリットの穴開け.
穴を開けたからといって,素タコのようにラジエターが見えるわけではないのですが,
ATの場合,スミイレのような騙しよりも穴を開けて影にした方が見栄えがヨイので
思い切っていきます.
元々のスリットも少し細目に思えるので,0.7mmのタガネで彫り込んだ後,ヤスリで
整形します.この手の作業は手がブレないようスジボリ堂のパーフェクトバイスで
固定して彫り込んでいきます.
逆側の細い横スリットも同様に彫り込みます.
ただし,ここは穴というよりも強度や冷却面でのリブのように思えますので,
貫通はさせずに穴を鋭角かつ深めに彫ることにしました.
同様に弁慶の泣き所の段差も彫り込んで鋭角化,ターンピックの縦線は穴を
開けてしまいます.ターンピックはできたらピックをプラ棒で再現したいのですが
3.5mmのプラ棒が無いんですよね.ちょっと悩み中.
次いでボルトがグズグズになっている足首のアーマを成形します.
まずはボルトの中央に0.5mmでガイド穴を開け,最終的に1.5mmの穴を開けてしまいます.
キット付属のボルトを差し込んで接着すればボルトが復活します.
あとは裏面の飛び出た部分とボルト自体の高さをヤスって調整して完成です.
右側が整形が終わった足,左が未着手のものです.
片足で半日潰れてしまいました.スリット1本で30分かかるとは思いませんでした.