今週はメイスから.
バルバトス1/144で継ぎ目を消す場合,一番の難点がこのメイスだと思います.
以下の写真を見ればわかりますが,メイスの奥まった部分に継ぎ目が来るため,
ヤスリが当てづらい.更にプラの材質が最近流行りの軟質系です.
この軟質系,接着剤で溶けづらいのか通常の方法では継ぎ目がうまく消えませんでした.
パテ盛りも考えたのですが,それだけで丸1日掛かりそうなので,今回は上から
プラ版を貼り付けることにしました.以下が切り出したプラ板(0.2mm)と,
それを貼り付けたものです.
先のあたりにも継ぎ目があり,これまた消しづらかったのでプラチップを貼り付けて
ごまかしました.サフを噴いて違和感があるようならリベットの追加も考えておきます.
次いで気になっていた胸周りのディティールアップ.
まずはフィンを削り込みます.下の写真の右が削り込んだもの,左が無改造のもの.
ついでに脇の装甲や胸の上も削り込んでおきました.
オルフェンズのMSのデザインは”尖り”と”薄さ”が特徴のようですので,できる限り
その方向に削っていきます.
フィンは上と下をヤスリで,中央のヤスリを入れづらい箇所ははマイクロフィニッシュで
削り込んでいきます.フィンの奥の部分はBMCタガネの0.15mmで彫り込みます.
脇の方ですが,そもそも設定よりもかなり厚ぼったいので,斜めに削っておきます.
完全に細くしてしまうとフォルムが変わりますので,エッジを出す方向にしました.
ちなみに下が削る前です.
最終的に胸周りは下の写真のようになりました.
削りだけでできる限りエッジを出したつもりですが,やっぱり甘いですね・・・
あとは細かい場所を彫り込んでいきます.
特に下のようなモールドは全てタガネで彫り込みます.また面はヤスリをあてられる範囲で
削っていき,エッジを出していきます.
肩はこのジャバラのような部分をタガネで彫り込んでいます.
このように段差がある箇所は入れられる範囲は全てタガネを入れて角を立てておきました.
来週はサフ噴きまで行きたいかな.